贈りもので頂いて、いつか使おうと思っているが中々使う機会がない
使い古しではあるけれど柄が気に入っていて捨てれない
こういった理由から、数がどんどん増えていき、タンスの肥やしになってしまいがちなフェイスタオル。
場所を取るのでどうにかしたいけど、ただ捨ててしまうのはもったいない。
そんな時はリメイクの素材として活用してみてはいかがでしょうか?
フェイスタオルがリメイクで、とても素敵な赤ちゃんグッズに生まれ変わりますよ。
この記事ではフェイスタオルのリメイクに、赤ちゃんグッズがおすすめな理由や、リメイクするアイテムの、用途に合わせたタオル生地の選び方などを紹介していきます。
さっそく見ていきましょう^^
フェイスタオルをリメイクするなら赤ちゃんグッズがおススメ
フェイスタオルのリメイクに赤ちゃんグッズがおススメな理由は、タオル生地(パイル)の特徴が、スタイ(よだれかけ)やおくるみ、ロンパースなどのベビー用品の生地に求められる性質を満たしているからです。
タオル生地の特徴としては
・柔らかな肌触り
・吸水性に優れている
・弾力がある
などが挙げられます。
これらの特徴から、よく動き、汗かきで敏感な肌を持つ赤ちゃんの、服やよだれかけを作るのに適した生地だということが分かりますね。
タオル地(パイル)を使用するメリット
柔らかな肌触りや吸水性に優れている以外に、タオル地には気軽に洗濯できるというメリットもあります。
赤ちゃんは、よだれや食べこぼし、飲みこぼしで、よく衣服を汚してしまいますが、気軽に洗濯できるタオル地であれば汚れを気にせず使うことができます。
また、タオル生地は水分をしっかり吸収してくれるので、赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまったときでもすぐに対処することができます。
そして、タオル生地は丈夫なので長く使用することができますし、酷い汚れが付いてしまって漂白しても、生地が傷みにくいというのもタオル地をおススメする理由です。
生地の特長で使い分けよう!リメイクしたいアイテム選び
赤ちゃんグッズを作るのにタオル地が適していることをお伝えしましたが、一口にタオル地と言っても様々な種類があります。
タオルに使用される生地の中で最もポピュラーなパイル地にも、パイルが片面のものと両面のものがありますし、このパイル地の、表面のループを切ったもののことを、シャーリング地といいます。
パイル地は高い吸水性が特徴ですが、ループ状の部分が何かに引っかかると、解れたり破れたりしてしまうことがあります。
これに対しシャーリング地は、表面のループがカットしてあるので、ループが何かにひっかかり破れるということはありませんが、パイル地程の高い吸水性はありません。
このような生地が持つ特徴が、作りたいアイテムの用途に適しているかどうかを考えて、リメイクするアイテムを選ぶようにしましょう。
それでは、タオル地にはどんな種類があるのか見ていきましょう。
タオル地の種類と特徴
パイル地
先ほどもお伝えしたように、市販されているタオルの中で、もっともポピュラーな生地です。
パイルとは織り方の種類で、繊維を丸くループ状に織ったものをいいます。
このループ状の部分がふわっとした弾力を生み、優れた肌触りを感じさせます。
高い吸水性を持つのも大きな特徴です。
ただし、ループの部分が何かに引っかかってしまうと、ほつれたり破れたりしてしまうことがあります。
スタイ(よだれかけ)を作る場合は、このパイル地を使用すると良いでしょう。
また、おくるみを作る場合にも片面のパイル地がおススメです。
シャーリング地
滑らかな肌触りが特徴のシャーリング地は、パイル地の表面のループの部分を切って作られています。
ループ状の部分がない分、肌に触れた際の感覚がとてもソフトですが、パイル地に比べて吸水性は劣ります。
表面の毛が短いことからプリントなどによく用いられますので、デザイン性を重視したタオルが多いです。
かわいい柄のものも多いので、ロンパースやカバーオールなどの、赤ちゃんの服を作るのにおススメの生地です。
ワッフル織地
ワッフルという名称の通り、表面に凹凸のある、立体的で厚みのある生地で、抜群の吸水性に加えて、濡れた後に乾きやすいという特徴があります。
さらに、濡れによる肌触りの悪さをあまり感じずに使用することができるので、スタイ(よだれかけ)を作るのに適した生地といえます。
実際に、このワッフル織地を使用したスタイが、数多く販売されています。
マイクロファイバー
合成繊維(ナイロン、ポリエステルなど)で作られており速乾性の高いタオルです。
安価で、ある程度の吸水性を持ちますが、耐久性に欠け劣化が早いので赤ちゃんグッズのリメイクには不向きな生地といえるでしょう。
ガーゼ地
肌触りが良く、軽いことが特徴のガーゼ地ですが、他のタオル地にくらべて吸水性が劣ります。
ガーゼ地のタオルでスタイを作る場合、片面はガーゼでもう片面はタオル地になっているようなものなら、赤ちゃんの口を拭くときはガーゼ側、吐き戻した時にはタオル側を使うなど、使い分けができるので便利です。
これらのタオル地の違いはこちらのサイトでイラスト付きで簡潔に解説されているので参考にしてみてくださいね!
まずはこれから!簡単にできるスタイ(よだれかけ)の作り方
ガーゼと同じく綿100%で、赤ちゃんのデリケートな肌に触れても優しいという理由から、タオル生地のスタイが人気を集めています。
今回はタオルスタイの、簡単な作り方を紹介します。
用意するものは
・綿100%のタオル
・型紙を取るのに使うスタイ
・マジックテープ
・ミシン(手縫いでも可)
上に挙げた物を用意したら準備完了です。
さっそく作っていきましょう。
手順
- 生地にするタオル選び
まずはスタイの生地にするタオルを選びましょう。生地にするタオルを選ぶときは3つのポイントがあります。・肌に当たっても柔らかいもの・薄めでも水分を吸収するもの
・綿100%で肌に優しいもの
この3つのポイントを満たしたタオルがあればベストです。 - スタイの型紙をつくる
次は、スタイの型紙をつくりましょう。型紙のおススメの作り方は、既製品の気にいった形のスタイを、そのまま真似るやり方です。平らな場所に敷いたタオルの上にスタイを置いて、スタイの形にそってチャコペンで線を引いていき型をとります。この時、縫いしろを1cmほど余分にとっておくようにしてくださいね。 - 同じ形のものを2つ裁断する
- ミシンで袋縫いにして裏返して口を閉じる
- 首に引っ掛ける部分にマジックテープを付ける
首に引っ掛ける部分にマジックテープを付けたら完成です。ボタンではなくマジックテープを使う理由ですが、スタイが何かに引っかかって、後ろに引っ張られてしまっても、マジックテープならすぐに外れるので、赤ちゃんの首が締まるのを防ぐことができます。また、ボタンが何かの拍子に外れてしまったときに、外れたボタンを赤ちゃんが誤飲してしまう恐れがありますがマジックテープなら、そんな心配はありません。マジックテープの方がボタンよりも安全性が高いということがマジックテープを使う理由です。 - 完成!!
あっという間に完成しました。
普段、裁縫をやらない人でもこの方法なら20~30分ほどで作ることができますよ。
手縫いでも可能ですが、手が痛くなったり針が折れたり曲がったりする可能性があるのでミシンを使うことをおススメします。
ミシンは使うのが難しそう……と敬遠している方も多いと思いますが、説明書通りにやってみると全然大したことありません。
この機会にぜひミシンの使い方をマスターしてみてください。
新たな趣味として始めるのも、いいかもしれませんね。
実は巷で大人気?タオル地で作った赤ちゃんグッズ
最後にタオルで作った赤ちゃんグッズを紹介します。
インスタグラムで検索するとたくさんのタオルリメイク作品がでてきます。
定番のスタイ
この投稿をInstagramで見る
タオルリメイクの赤ちゃんグッズで定番のスタイ(よだれかけ)です。
こちらはトトロ柄のタオルが生地に使用されています。
赤ちゃんとキャラものは相性もピッタリで、赤ちゃんの可愛さを、より引き立ててくれます。
また、裏面と表面でパイル地とガーゼ地を使い分けていて、とても実用的で素晴らしい仕上がりです。
タオルで作ったおくるみ
この投稿をInstagramで見る
こちらはの方は、タオルでできる簡単なおくるみの作り方も説明してくれています。
生後3~4か月の首が座ってない赤ちゃんを、抱っこしたり寝かしつけたりするときに大活躍のおくるみ。
作り方も簡単ですので是非、つくってみましょう。
キッズエプロン
この投稿をInstagramで見る
こちらの方は、タオルをリメイクして子供用のエプロンを作っています。
保育園の行事などで使うものとして十分すぎる仕上がりです。
汚れを気にせずに使えるタオル生地は、汚れやすいエプロンとの相性もぴったりです。
他にもパンツやビスチェといった子供服、寝冷え防止用の布おむつなどタオルリメイクの可能性は無限大です。
まとめ
フェイスタオルのリメイクが赤ちゃんグッズにおすすめな理由は
- 気軽に洗濯できるので汚れやすい赤ちゃんの服にぴったり
- 生地が丈夫で長持ち、漂白しても傷みにくい
- 綿100%の生地なら赤ちゃんの肌にも優しい
- 高い吸水性で使い勝手もいい
という理由でした。
また新しいものを買わなくて済むので、お財布にも優しいというメリットもありますね。
家庭に眠っているタオルに少し手を加えるだけで、世界に一つだけの素敵なアイテムに生まれ変わります。
とても簡単にできるので是非、タオルリメイクにチャレンジしてみてくださいね!!