今までは洗濯槽の掃除といえば、塩素系のクリーナーが一般的でした。
しかし、時間と手間をかけて掃除をした割には、効果が感じられなかった…
という方も多いと思います。
それもそのはず。
実は塩素系のクリーナーは殺菌力が高い反面、汚れが落ちにくいというデメリットがあったのです。
洗濯槽の中のカビ菌を除去することも、もちろん大切なことですが、せっかく掃除をするのなら、汚れもしっかり落としたいですよね?
皆様のそんな要望に応えられる画期的な商品があります。
その名は「オキシクリーン」。
この記事では「オキシクリーン」を使って洗濯槽を掃除する際の正しい使い方とベストな掃除の頻度をご紹介します。
オキシクリーンとは
オキシ漬け(※1)としてよく使われる「オキシクリーン」は、衣類のシミ・汚れを漂白・消臭、除菌する酸素系漂白剤です。
衣類の汚れだけではなく、キッチン・お風呂場・トイレ・洗面所・リビングなど、様々なお掃除で使用できる万能クリーナーです。
この「オキシクリーン」を使って洗濯槽の汚れを掃除していきましょう。
(※1)「オキシクリーン」で行う付け置き洗いの愛称
オキシクリーンのオススメの入手方法
早速、掃除の手順を紹介していきたいのですが、まずは「オキシクリーン」を入手しなければなりません。
先ほども紹介したように、万能クリーナーである「オキシクリーン」は今、最も人気のある酸素系漂白剤と言っても過言ではありません。
事実、楽天の洗濯用漂白剤ランキングでは、堂々の第1位に輝いています。
そんな、大人気のオキシクリーンですから、薬局やネットでも購入することができますが1番のオススメは「コストコ」で購入することです。
オススメの理由は「コストコ」自身が「オキシクリーン」を輸入しているので、ほぼ確実に売っていますし、他の所より安く購入することが出来ます。
しかし、「コストコ」での購入は、年会費のかかる会員になる必要が有りますし、そもそも気軽に行ける距離にない人も多いと思います。
その場合はAmazonや楽天市場で購入するようにしましょう。
薬局などで売っている、商社が輸入している日本語版の「オキシクリーン」には販売手数料がかなり乗せられているので、1kgあたりの価格が、「コストコ」やAmazonの2倍の価格になっていたりするので注意が必要です。
日本版とアメリカ版の違い
左:日本版 右:アメリカ版
オキシクリーンは元々、アメリカで発売されたもので、最初はアメリカ版のオキシクリーンだけを扱っていましたが、現在は日本仕様に成分を変更した日本向けのオキシクリーンも販売されています。
日本版とアメリカ版のオキシクリーンの違いは「界面活性剤」と「香料」の有無です。
日本版は無添加ですが、アメリカ版には、青い粒状の界面活性剤と香料が使用されています。
洗浄効果の違いとして、日本版は泡立ちが少なく、すすぎが楽で、衣類に洗剤が残りにくいという特徴があります。
これに対しアメリカ版は、界面活性剤の効果により高い洗浄力を持ちますが、しっかりすすがないと洗剤が、衣類に残ってしまいます。
汚れの程度によって、使い分けるのがおススメの使用方法です。
また、オキシクリーン1kgの価格に関してもアメリカ版の方が日本版よりも安いのも特徴です。
オキシクリーンを使った洗濯槽の掃除方法
さて、「オキシクリーン」がどんなものか分かったところで、いよいよ本題の「オキシクリーンを使った洗濯槽の掃除方法」について紹介します。今回は、最初のほうで名前が出てきた「オキシ漬け」という方法を用いて洗浄していきます。
〜用意するもの〜
・オキシクリーン(アメリカ製)
*今回の使用目的は洗濯槽にたまった汚れを落とすことなので、日本製より洗浄力が高いアメリカ製オキシクリーンを使用するケースを想定しました。
・お風呂用ごみ取りネット
・バケツ(5リットル以上)
上に挙げた物を用意したら準備完了です。さっそく初めていきましょう。
手順
1)洗濯槽のゴミ取りネットを外す
オキシ漬けで、浮いてきた汚れが付着しないように、ゴミ取りネットを外しておきましょう。
この時、水で流すなどして、軽く掃除しておくのがベストです。
2)満水の位置まで40~60℃のお湯を入れる
お風呂に溜めたお湯をバケツで注ぐか、シャワーから届く位置に洗濯機がある場合は直接お湯を注ぐようにすると良いでしょう。
オキシクリーンは40℃~60℃のお湯で溶かしたときに最も効果を発揮します。
通常の洗濯のときと同じように、冷水を使用すると効果が半減してしまいますので、注意して下さい。
3)オキシクリーン溶液を作って入れる
40℃~60℃のお湯にオキシクリーンを溶かして、溶液を作ります。
オキシクリーンの分量はお湯10リットルあたり、アメリカ版の付属スプーン1杯を目安に投入してください。*オキシクリーンの使用基準として、お湯10Lあたり、100gが妥当です。
満水が50Lの洗濯槽の場合は500gのオキシクリーンを必要という計算になりますね!バケツに満たしたお湯に必要量のオキシクリーンを溶かしてから洗濯槽に投入するのが、一番賢明だと思われます。
しかし、オキシクリーン溶液を別途で作るのがめんどくさい><という場合には、お湯で満たされた洗濯槽に直接オキシクリーンの粉末を入れても問題ありません^^
4)洗いコースで洗濯機を回す
オキシクリーン溶液を入れてしばらくすると、溶液が泡立ち始めます。
しっかりと泡立ってきたら、洗濯機の電源を入れて「洗いコース」に設定して「5〜10分」ほど洗濯機を回しましょう。
5)「洗いコース」と「放置」をくりかえす
洗いコースが終わったら、そのまま1時間ほど放置します。
しばらくすると洗濯槽についていた汚れが浮かんでくるので、浮いた汚れをお風呂用のゴミ取りネットなどで掬っていきます。
この「洗いコース」と「放置」、「浮いた汚れを取り除く」の3つを、汚れがあまりでなくなるまで繰り返します。
夜のうちに洗いコースを終わらして、一晩放置するとたくさん汚れが落ちてとてもキレイになりますよ!!
6)仕上げにゴミ取りネットをセットして洗濯コースを繰り返し行う
ゴミ取りネットをセットして、洗いから、排水・脱水までを繰り返します。
この最後の仕上げが不十分だと、洗濯した衣類にゴミが付着してしまいますので、しっかりとゴミが出なくなるまで繰り返しましょう。
大体の場合、2回繰り返せば、ほとんどゴミが出なくなりますが、仕上げの回数は出るゴミの量によって調節するようにしましょう。
最後に、洗濯槽の底や側面に付着している汚れを、キッチンペーパーなどでふき取り、蓋を開けた状態で、しっかりと乾燥させたら、掃除は終了です。
オキシクリーンを使った洗濯槽の掃除の頻度は?
ここまでで、オキシクリーンが洗濯槽の掃除に効果が高いことは、十分伝わったかと思います。
しかし、半年~1年放置してしまうと、再び大変な時間をかけて掃除をしなければならなくなってしまいます><
そうならないためには、洗濯槽をキレイに保つ必要がありますが、どれくらいの頻度で掃除すれば良いのでしょうか?
洗濯槽のオキシ漬けの頻度は2ヶ月に1回がベスト
洗濯槽のオキシ漬けは2ヶ月に1回行うことで洗濯槽をキレイに保つことができます。
梅雨時期や夏場は湿度が高く、カビや汚れが発生しやすいので、できれば月1での掃除をおススメします。
掃除の頻度をあげることで、洗濯槽をキレイに保つことができるのはもちろん、掃除にかかる手間や時間も大幅に短縮することができます。
洗濯槽をキレイに保つコツ
頻繁に掃除をすることも大切ですが、普段から洗濯槽を汚さないようにすることも大切です。
洗濯槽をキレイに保つコツは、以下の2つのことに気を付けるだけでOKです。
洗剤は用量を守って使用する
洗濯用洗剤は、必要量を超えて使用してしまうと、洗濯槽内に残ってしまい、カビや汚れの発生原因となります。
用量を守って使用するようにしましょう。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯終了後に洗濯ものを放置してしまうと、雑菌の繁殖の原因となってしまいます。
洗濯が終わったら、速やかに干すようにしましょう。
まとめ
オキシクリーンを洗濯槽の掃除に使用する方法をご紹介しました。
オキシ漬けを2か月に1回するだけで、洗濯槽を清潔に保つことができます。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤で安全性が高いので、なんでも口に入れてしまう、赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭でも、安心して使用することができます。
洗濯槽の掃除には、まずオキシクリーンを使ってみるのがおススメです。
あなたも、オキシクリーンで洗濯槽をピカピカにして、気持ちよく衣類を洗濯できるようにしましょう。